株式会社Jij
量子技術と最適化計算技術で、
人類を進歩させる

Message

Jijは、社会全体を「計算可能」にすることで、人類の進歩に貢献することを目指しています。現代社会では、データの収集や分析は進んでいますが、複雑な意思決定や計画の最適化はまだ十分に実現できていません。

私たちは、数理最適化と量子コンピューティング技術を組み合わせることで、この課題を解決し、社会の意思決定プロセスを革新したいと考えています。 具体的には、企業や組織が直面する複雑な意思決定の問題を、数理的に解決可能な形に定式化し、最適な解を導き出すプラットフォームを提供します。これにより、限られた資源の効率的な活用を実現し、持続可能な社会の構築に貢献します。

さらに、将来の量子コンピュータ時代を見据え、古典コンピュータと量子コンピュータを組み合わせたハイブリッドなコンピューティング環境の実現に取り組んでいます。これにより、現在のコンピュータでは解決が困難な問題にも挑戦し、人類の可能性を広げていきたいと考えています。

私たちの取り組みは、単なる技術革新にとどまりません。社会が計算能力を積極的に活用する環境を作り出すことで、新たな科学技術の発展を促し、人類の進歩に貢献する好循環を生み出すことを目指しています。

株式会社Jij
代表取締役 CEO　山城 悠

Interview

創業のきっかけを教えてください

私は素粒子物理学への憧れから物理学を学び始め、大学時代にはプログラミングやスタートアップにも関心を持ちました。タイムマシンへの興味から、未来の科学技術と社会発展への強い好奇心が芽生え、時空について学ぶ中で「未来は自ら創るもの」という考えに至りました。

科学技術の力で人類を前進させることをミッションとし、Jijを設立。数理最適化と量子コンピュータという技術を社会に実装することで、社会課題の解決と意思決定の高度化に貢献することを目指しています。

私たちは、技術の社会実装を通じて人類の進歩に寄与し、科学技術と社会の発展の好循環を生み出していきます。

御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか

Jijの強みは、複雑な組合せ最適化問題を効率的に解決できる点にあります。数理モデルの構造を自動で読み取り数理最適化ソルバーの性能を引き出すことができるミドルウェアを提供し、企業が直面する様々な課題に対応できます。

当社が開発したソフトウェアプラットフォーム「JijZept」は、独自のアルゴリズムを搭載し、使いやすいインターフェースを備えているため、誰でも簡単に最適化問題を解決できます。

御社のチームの強みを教えてください

Jijの組織的な強みは、物理学、数学、コンピュータサイエンスなど、多様な専門性を持つ研究者とエンジニアが密接に連携できる環境です。量子コンピュータと最適化技術の専門家を擁し、最先端の研究開発と実務的な課題解決を推進しています。さらに、マーケティングと営業の専門チームが、技術と市場ニーズを効果的に結びつけ、革新的な技術を確実にビジネス価値へと転換する総合力を備えています。

どういうチームづくりを心がけていますか

Jijは「社会を計算可能にし、人類の進歩に貢献する」というミッションの実現に向け、技術開発だけでなく、その価値を社会に届けることを重視しています。そのため、技術者、開発者、ビジネス人材、コーポレート人材が密接に連携し、市場との対話を通じて真に世の中のためになるソリューションを生み出せる組織づくりを心がけています。

御社で大切にしている価値観を教えてください

当社はリサーチや技術開発に強みを持つ一方で、それらの価値は社会実装を通じて初めて実現されると考えています。「人類の進歩に貢献する」というミッションを達成するため、常にお客様の声に耳を傾け、期待に応えることを大切にしています。

10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか。その中で御社の目指すところは

10年後には、数理最適化技術があらゆるところで利用され、弊社のJijZeptが数理最適化技術の基盤として社会インフラからビジネスの上での細かい意思決定までを支援することを目指します。また量子コンピュータと古典コンピュータを組み合わせたハイブリッドコンピューティングが一般化し、最適化技術の需要は飛躍的に拡大すると予想しています。この変革期において、Jijは量子・古典ハイブリッドソリューションのグローバルリーダーとして、企業の意思決定プロセスを革新し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

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