ロボットはこれまで、完全自動化や無人化を目的として様々な製品が開発されてきました。もちろん人手不足の解消や効率的なオペレーションのために、省人化という考え方は重要です。しかし人を排除するようなロボットが世の中にあふれたとき、それでもロボットは歓迎されるでしょうか。私たちは、本当に社会が必要としているのは、ロボットを使う人々がどう変わるか、ではないかと考えています。ロボットを使う「人」に光をあて、本来の人間の力(創造性、ひらめき、優しさ、コミュニケーション)にインスピレーションを届ける、そんなロボットを開発したいと考えています。
私たちが開発する小売店舗向けのロボットは、オペレーションを現場の方が専門的な知識を必要とすることなく創意工夫して活用することで、より最適な働き方につなげたり、売り場データの可視化によって流通業界全体の人々にインサイトを届けるとともに、働き方を変えたい、と考えています。
株式会社MUSE
代表取締役社長兼CEO 笠置 泰孝