LOADING

Space

ハイブリッド推進システムで、全人類のための宇宙インフラを構築する

ハイブリッド推進システムで、全人類のための宇宙インフラを構築する

Letara株式会社

宇宙分野のビジネスは飛躍的に拡大しており、すでに多くの事業者が宇宙をフィールドにして様々な事業を行っております。

しかし、現在のところ、私たち人類にとっての宇宙とは、地球低軌道を中心としたいわば「近くの宇宙」にとどまっています。

地球の資源は産業革命以降、常に需要が供給を上回っており、人類の営みを維持する上で、地球以遠の遠くの宇宙に活動圏を拡大することは人類共通の課題になっています。

この課題に対処するには官民双方からのアプローチが不可欠ですが、特に民間事業者が月や火星など遠くの宇宙空間への移動を行うにはコストや所要期間、安全リスクなど、多くの困難が伴います。

当社のプラスチックを燃料にした高推力・安全・安価な推進系は、これらの困難を解決する技術がつまっています。

私たちLetaraは宇宙の移動利便性を高めることで人類の活動圏を拡大するとともに、人や物が広い宇宙空間を自由に、そして安全に行き交うことができる社会を築いていきます。

Letara株式会社
創業者兼代表取締役Co-CEO
ランドン・トマス・ケンプス / 平井 翔大

Letara株式会社
― 創業のきっかけを教えてください。
2000年代初頭から北海道大学永田研究室と株式会社植松電機との間で、国内初の民間単独打ち上げを成功させたCAMUI型ハイブリッドロケットの開発がされていました。この開発によって積み重なったノウハウが当社の技術の重要な基礎となっています。
その後、北海道大学がJAXA・東京大学とともに大学共同利用連携拠点事業を行い、その中で、小型衛星を用いて深宇宙探査を行うには小型で安全な推進系が必要になるという結論に至りました。
この結論をもとに研究開発を行う過程で、アメリカ航空宇宙学会にて最優秀論文賞を受賞したり、JSTの競争的委託研究事業に5%の倍率で採択されるといった成果があがったので、事業化に至りました。
― 御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか?
当社の推進系はプラスチックを燃料にした世界初の宇宙機用推進系です。
この推進系の特徴は、既存の液体推進系と同程度の高推力を発揮でき、宇宙空間の素早い移動を可能にする点にあります。
そして、プラスチックという手で触れることができる材料を燃料にすることで、通常の高推力推進系ではトレードオフとなる安全性も犠牲にしません。
また、安全管理や調達のコストも低く抑えることができるため、価格も安価なものになります。
― 御社のチームの強みを教えてください。
当社の強みは、25年以上にわたって民間に適した宇宙機の研究を行ってきた北海道大学の認定を受けたスタートアップ企業である点にあります。
当社は北海道大学の豊富な研究実績を利用できることはもちろん、このノウハウを学んだ学生や卒業生といった人材の活用もできています。
また、北海道大学内には真空チャンバー試験機があり、政令指定都市・札幌に拠点を設けながら、日頃から燃焼試験を実施できる点も当社の強みです。

― どういうチームづくりを心がけていますか?
人類の活動圏を拡大すること、ひいては人類の営みの持続性を高めるためには解決すべき課題が山のようにあり、また一つ一つの課題がどれも困難に満ちています。
こうした課題をクリアしていくためには、できる限り早期に「できない方法」をたくさん知る習慣を身につける必要があります。
そのため、当社は、「誰よりも早く失敗をし、そして誰よりもたくさん失敗を重ねる」ことを日々の業務の中で意識したチームづくりを行っています。
― 御社で大切にしている価値観を教えてください。
チームづくりにも共通する部分として、失敗をネガティブなものと捉えないという考え方は当社にとっては重要な価値観です。
また、それとあわせて、「知らない」「できない」「前例がない」ということもポジティブな要素と捉えています。
知らないからこそ他人とのコミュニケーションが生まれ、できないからこそチーム作業の重要性が理解でき、前例がないからこそ自分の頭で考える必要性が生じます。
これらの価値観を事業の成長に変えていきます。
― 10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか?
宇宙空間の短時間での素早い移動ニーズは高まっていると考えます。
事業者間の競争が激しくなれば、衛星運用利益の最大化のニーズが高まると予想しています。そうなると、可能な限り運用期間を長くするべく、移動時間短縮の要求は高まるであろうと考えています。
また、昨今は、運用終了後の衛星処理を義務付けるルールが整備されているため、素早く確実に衛星を処理することができる推進系の搭載を求める事業者が増えるものと考えています。
企業名
Letara株式会社
代表者名
創業者兼代表取締役Co-CEO ランドン・トマス・ケンプス / 平井 翔大
設立年月
2020年6月23日
事業概要
Letaraは人工衛星などの宇宙機向け推進系(エンジン)の開発・製造・販売を行っています。
当社の推進系はプラスチックを燃料にしており、高推力でありながら安全、かつ、安価なものです。
当社は推進系を多くの方々にご利用いただくことで、宇宙空間の移動利便性を飛躍的に高め、人類の活動圏の拡大に寄与していきます。
URL
https://www.letara.space/ja

About

EY新日本有限責任監査法人が主催する「EY Innovative Startup」は、イノベーションを推進するスタートアップ企業を表彰する制度です。

イノベーションを通じて社会に新たな価値を提供する企業の増加が、 今後の日本経済を下支えし、発展させるための重要な要素になると考えられます。成長性、革新性、社会性等の観点からスタートアップ企業を奨励し、その知名度の向上に寄与することで、よりよい社会の構築につなげることを目指しています。