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Nuclear Fusion

人類で初めて核融合を社会実装し、エネルギー問題を解決する

人類で初めて核融合を社会実装し、エネルギー問題を解決する

株式会社Helical Fusion

我々は、人類と地球が100万年先も安心して共生できるような未来をつくりたいと考えています。

グローバルに見ればまだまだ人口が増え、必要なエネルギーも増加します。他方で地球温暖化防止・抑制のために脱炭素を進める必要があり、現状この板挟みの中で人類は最適解を見つけられずにいます。 核融合はこの問題を抜本的に解決しうる技術です。

核融合は太陽の内部で起こっている現象で、膨大なエネルギーを放出します。 我々は、これを人工的に起こしてエネルギー源そのものを生み出そうとしています。 核融合は、CO2を出さず、燃料を海から採ることができ、安全に運転できる夢のようなエネルギーです。

実際これまで「夢のエネルギー」と呼ばれ続け、本格的に研究が始まってから70年程度商用化には至らずにここまできました。

ただ、たゆまぬ研究開発のおかげで実用化まであと一歩のところまできています。 その最終段階を担うのがHelical Fusionです。

エネルギーの確保に汲々とせずに、安心して、地球を痛めずに暮らしていける未来。

Helical Fusionが目指す未来は、人類と地球の新しい共生関係です。

株式会社Helical Fusion
代表取締役 田口 昂哉

株式会社Helical Fusion
― 創業のきっかけを教えてください。
大きく二つあります。
一つは、核融合にとって最も重要なプラズマに関する技術が成熟してきたことです。特に我々の手がける「ヘリカル方式」は長期安定稼働に優れているため、商用化が現実的になったと考えたためです。
もう一つは、他にヘリカル方式を進めるプレイヤーがいなかったことです。我々はヘリカル方式のみが唯一商用核融合炉を実現する技術だと考えています。もし我々がここで立ち上がらなければ、人類が核融合エネルギーを手にすることができないかもしれない、と考えて意を決して民間での開発を進めることにしました。
― 御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか?
核融合技術は人類史上誰もその実用化に成功していません。Helical Fusionはそれを世界初で実現することを目指しています。
また、我々が取り組んでいるヘリカル方式は商用化に最も近い技術だと考えていますが、世界ではこれで実用化を狙っているプレイヤーはいません。
この優位性を生かして2030年代前半に、世界初の定常(ずっと安定して動く)核融合炉を稼働させたいと考えています。
― 御社のチームの強みを教えてください。
研究チームには、国立の核融合専門研究機関(核融合科学研究所)で核融合炉の社会実装に心血を注いできたメンバーを中心に、核融合炉自体の開発を手がけられる強力な研究者が揃っています。
経営チームには、金融、商社、VCなどで経験を積んだメンバーが揃っており、力強く会社経営を牽引しています。
また、必要に応じてプロフェッショナル人材の採用を積極的に行っており、組織としても急成長しているところです。

― どういうチームづくりを心がけていますか?
Helical Fusionのコアはなんといっても研究開発です。いかに速く、確実に、しかしチャレンジをしながら開発を進められるかが勝敗を分けると考えています。その意味で、研究チームが研究しやすい環境を作ることを常に心がけています。経営チームにも、そうした考えを理解できる方をお迎えしています。
他方で、研究メンバーにも経営の都合を理解してもらうことも重要です。投資家や事業パートナーに対してコミュニケーションがしやすいように、経営チームに協力をしてもらっています。
経営チームと研究チームが互いを尊重して両輪で、最高速度で走ることができるように心がけています。
― 御社で大切にしている価値観を教えてください。
「会社として」ということではありませんが、田口個人としては「愉快」というのをキーワードにしています。サボりたいとか遊びたいということではなくて、どうせやるなら楽しくやる方がパフォーマンスが上がるし、周囲へも良い影響を与えると考えているからです。スタートアップではハードワークが当たり前になっている部分がありますが、それでも眉間にシワを寄せて仕事をするのではなく、楽しいから頑張りたい、と思えるような業務内容、職場環境を作ることが経営としては重要ではないかと考えています。
― 10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか?
ちょうどHelical Fusionが世界初の定常核融合炉を稼働させる頃です。今様々な方法で核融合炉の実現が試行錯誤されていますが、我々は自社の「ヘリカル方式」がベストだと考えていますし、それが現実のものになるのがちょうど10年後くらいの予定です。この初号機を皮切りにどんどん世界中でヘリカル式核融合炉が建設されていく、それが10年後から始まる我々の市場予測であり目標です。
株式会社Helical Fusion
企業名
株式会社Helical Fusion
代表者名
代表取締役 田口 昂哉
設立年月
2021年10月22日
事業概要
Helical Fusionは世界初の商用核融合炉の実現を目指す会社です。
CO2フリーで、安定・安全な核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)を実現することで、人類を一段階アップデートするようなインパクトを起こします。
これまで長きにわたって日本で培われてきた技術を元に、2030年代前半に発電初号機を稼働させることが目標です。
URL
https://www.helicalfusion.com/

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EY新日本有限責任監査法人が主催する「EY Innovative Startup」は、イノベーションを推進するスタートアップ企業を表彰する制度です。

イノベーションを通じて社会に新たな価値を提供する企業の増加が、 今後の日本経済を下支えし、発展させるための重要な要素になると考えられます。成長性、革新性、社会性等の観点からスタートアップ企業を奨励し、その知名度の向上に寄与することで、よりよい社会の構築につなげることを目指しています。