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BrainTech

人の脳を読み解き、潜在能力を開花させる

人の脳を読み解き、潜在能力を開花させる

株式会社SandBox

脳は宇宙と並ぶ、人類のフロンティアです。ヒトは生きている限り、脳は活動を行っています。適切に手足を動かせるのも、感情を持つことも、すべて脳を起点に始まっており、脳を知ることはヒトを知ることだといえます。

あらゆる産業において、ヒトが関わらないことはありません。特にToC向けの商品/サービスを扱っている会社において顕著になっていきます。

「より良い商品/サービスを提供したい」と、多くの企業が考え実践をしていますが、そこにはハードルがあります。

ユーザー自身にアンケート・インタビュー等でヒアリングを行うのが一般的な手法になりますが、ヒアリング時の言い回しや項目によっては対象とする感性を正確に計測できないなどのバイアス問題があります。またヒアリングは、特定の瞬間での回答であって時々刻々と変わりうる感性のダイナミクスを捉えられません。

当社では、脳の活動を観測することでそれらの問題を解決し、ユーザーを深く知る機会・ソリューションを提供しています。

当社の技術が普及することで、ネガティブな体験をすることが減り、ユーザーにとっても企業にとっても豊かな社会へと繋がると確信しています。

株式会社SandBox
代表取締役 CEO 菊地 秋人

株式会社SandBox
― 創業のきっかけを教えてください。
私は前職、日本代表のプロゲーマーとして、アジア/世界大会を舞台に活動していました。当時、いわゆる「ゾーン状態」に入ることを何度も経験しています。時間感覚が非常に遅く感じ、思考もクリアになり、心理戦で何度も勝利を収めました。この「ゾーン状態」が自身の可能性を広げ実績に繋がったと確信し、ゲーム以外の学業/仕事においても意図してゾーン状態になることができたとしたら、あらゆる領域で可能性を最大化できるのではと考えました。そして、それは自身に限らず、多くのヒトにとっても有益になるだろうと思い、脳に関心を持ち、まずは出来ることから社会実装を進めるべく、現在に至ります。
― 御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか?
当社は脳波データからヒトの状態/感情を分析する技術を保有しています。従来の調査手法よりも言語化能力に依存しない、0.1秒以下の細かさで時系列変化を追えることなどが大きな特徴です。また、同じ脳波分析技術との比較においては、計測前後の精度担保と圧倒的な分析スピード(従来の1/30以下)を実現し、短期間やリアルタイムでも高精度の分析をしたいニーズにお応えしています。
― 御社のチームの強みを教えてください。
当社のチームは、ブレインテックを用いた研究開発で大事とされる3つの領域(ハードウェア・ソフトウェア・バイオ)それぞれに豊富な知見を持つメンバーで構成されています。特に、工学的なアプローチを得意とし高精度な計測/分析を実現しました。また、研究チームにおいては著名な海外大学や事業会社にて脳波分析の最先端を経験し、グローバルな水準でプロジェクトを遂行します。

― どういうチームづくりを心がけていますか?
固有の強みが活かせることと、人柄を重視しています。前述のとおり、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、各々の強みを活かし業務を推進しています。誰が欠けても今のSandBoxは無いでしょう。また、ブレインテック自体が短期目線の市場ではなく、中長期目線であることからチームも長く継続していくことがキーになります。そのため、スキル的な強みと同時に人柄も大切にする文化を作っています。
― 御社で大切にしている価値観を教えてください。
「真摯にサイエンスをする」という価値観を掲げています。ブレインテックもAI業界と同様に、期待と幻滅の歴史があります。過剰な期待を煽り、実態が伴わないケースが多くなってしまえば、未来の可能性を大きく毀損することに繋がります。当社は倫理審査委員会(厚労省に届出済)を保有し、高い倫理感と真摯さを重視した価値観を醸成しています。未来の大きな可能性を信じるからこそ、挑戦と手堅さを両立しています。
― 10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか?
ブレインテック業界は大きな転換点を迎えています。Elon Musk氏がCEOを務めるNeuralink社は独自開発した脳インプラントをヒト患者に初めて施術し、Apple社はAirPodsに脳波計機能を搭載した特許を取得するなど、業界的に大きなニュースが続いています。これにより、脳機能のさらなる解明や日常的なデータ計測が実現すると期待でき、10年後には誰しもが計測し自身のパフォーマンス向上等に役立てている世界観になっているだろうと考えています。
株式会社SandBox
企業名
株式会社SandBox
代表者名
代表取締役 CEO 菊地 秋人
設立年月
2017年2月27日
事業概要
ブレインテック(脳技術)を軸として、脳波によるヒトの状態/感情分析ソリューションを展開。主に消費者向け商品を扱うエンタープライズ企業(食品/消費財/製薬/自動車/ゲーム等)に提供し、研究開発を支援。従来の消費者調査よりもさらに深く検証し、より良いモノづくりができる世界観へ。
URL
https://www.sandbox-inc.com/

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EY新日本有限責任監査法人が主催する「EY Innovative Startup」は、イノベーションを推進するスタートアップ企業を表彰する制度です。

イノベーションを通じて社会に新たな価値を提供する企業の増加が、 今後の日本経済を下支えし、発展させるための重要な要素になると考えられます。成長性、革新性、社会性等の観点からスタートアップ企業を奨励し、その知名度の向上に寄与することで、よりよい社会の構築につなげることを目指しています。