Message受賞企業メッセージ
アーバンエックステクノロジーズは都市空間全体をデジタルに拡張することで、都市インフラを持続可能なものにアップデートします。
都市インフラは都市の規模に関係なくどこに住む人にとっても、生活に無くてはならない存在です。しかし高度経済成長期に構築された都市インフラは老朽化が進み、ひずみを抱えています。
そのひずみをテクノロジーの力を用いて解消することですべての人の生活を豊かにする、それが私たちの使命です。
特に、都市インフラの管理は膨大な管理対象、高コスト、専門職員の不足などたくさんの課題があります。例えば日本には約120万kmの道路がありますが、道路路面の点検手段は専門職員による目視と高価な専用車両による点検の大きく2種類しかありません。
地方都市を中心に、専門職員の不在や予算不足により十分な管理を実施できない自治体が増えています。
自治体の人材や予算の状況は時代や環境によって変化するものです。
そうした変化に応じた管理ができる世界を私たちは実現します。
代表取締役社長 前田 紘弥
創業のきっかけを教えてください
幼少期に両親の故郷である長崎県五島列島で、島と島の間に橋がかかることで今まで船で移動していたところが車で移動できるようになり、生活が大きく変わる、そんな様子を目の当たりにして都市インフラに関心を持ちました。大学では社会基盤学(土木)を学んで、卒業研究では道路管理を深層学習で行う、といった内容の研究を行い、実用化に向けて一定のめどがたったということで、2020年に株式会社アーバンエックステクノロジーズを創業しました。
御社のチームの強みはどこですか
(1)大学での研究段階から行政や企業の方との試行錯誤を重ねて生まれたサービスおよびプロダクトとその根幹にある技術と特許を保有していること、(2)道路を中心とするインフラに関する行政や企業のネットワークや、業界の深い知識をもった代表取締役や取締役などメンバーの存在、(3)メンバー1人1人がそれぞれの分野でスペシャリストで、チームで成果を出す組織文化が確立されていることです。
どういうチームづくりを心がけていますか
まず、メンバーが特定の分野で経験やスキルや人柄で強みを持っており、その強みを伸ばすための習慣を得ているメンバーによって構成されること。次に、個人の強さを活かしつつチームで成果を出すことを全員が理解していること。そして、チームでFocusするべきことを定めぶれないこと。上下関係なくおかしいところをおかしいと声を挙げること。最後に、チームのメンバー同士の仲が良く、違いを認め合って、思いやりの心をもつことです。
御社で一番大切にしている価値観を教えてください
都市インフラという都市の規模に関係なくどこに住む人にとっても正常であることが当たり前の環境をより豊かにするためにも、メンバー同士意見の衝突はあっても目指すべき方針はブレないようにしています。そのためにもアーバンエックステクノロジーズのMVVを大切にし、意識した行動ができているかを大事にしています。
10年後、関連市場はどうなっていると思いますか
高度経済成長期に建設された都市インフラが建設後50年を超え老朽化がさらに進行していく中で、デジタル技術をフル活用して都市インフラの管理コストを下げる取り組みが広く普及しています。
10年後、御社はどうなっていると思いますか
現在は都市インフラの中でも最も最初に構築される「道」を対象とした事業を行っていますが、10年後には「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤」を様々な都市インフラを対象に展開してます。
Overview事業概要
企業名 | 株式会社アーバンエックステクノロジーズ |
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代表者名 | 前田 紘弥 |
設立年月 | 2020年4月7日 |
URL | https://urbanx-tech.com/ |
事業概要 | 株式会社アーバンエックステクノロジーズは「しなやかな都市インフラ管理を支えるデジタル基盤をつくる」ことをビジョンとして、現在は道路点検AI RoadManagerと市民協働投稿サービスMyCityReport for citizensを自治体向けに提供しています。 |