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受賞企業メッセージ

AIインフラを創造し、日本を再び「世界レベル」へという、パーパスを起点に、私たちは日本産業をDXすることに挑戦しています。

1990年から現在まで日本は世界と大きな差をつけられました。名目GDPは全くと言っていいほど伸びておらず、まさに失われた30年を過ごしています。世界とこのような差がついてしまった理由は、ソフトウェアの進化です。GoogleやFacebookなどに代表されるIT企業が時価総額ランキングに名を連ね、まさにソフトウェアが世界を席巻した30年間でした。

日本を再び世界レベルへ押し上げるには、これからの30年で浸透するテクノロジーに賭ける必要があります。私たちはそれがAI技術だと確信しており、「Software Ate The World, Now AI Is Eating Software」と言われている通り、これからの10年間であらゆる産業でAI技術が使われ、FastLabelが取り組む事業は、グローバルで100兆円を超え、これからの世の中を席巻するマーケットです。

AIを中心としたユーザー体験を設計することが、企業が世界で勝ち残る上で必要不可欠になります。FastLabelは、AIインフラを創造することで、日本企業ならびに、日本の産業を改革します。

代表取締役社長 CEO 上田 英介

創業のきっかけを教えてください

会社を創業する前は元々ソフトウェアエンジニアとして働いており、AI開発をする中でデータ集めや教師データ作成に課題を感じていました。そのため、この課題は他のAI開発をしている方も抱えている共通課題ではないかと常々感じていました。

また、FastLabel創業前はアメリカやイギリスなど海外で仕事をすることが多く、ふとしたことから日本でAIのイベントに参加することがあり、日本でのAIの社会実装が遅れていることに気づき、これからの世の中で中心となってくるテクノロジーに賭ける必要があると感じたのが、創業のきっかけです。

御社のチームの強みはどこですか

弊社のチームの強みは、常に学習し、自ら成長する組織であることです。私たちは日本を世界レベルへと押し上げるために存在しています。そのためには、まず私たち自身が世界レベルに追いつく必要があります。問題が発生したときに立ち止まらずに、最短最速で成果を出すため、本質的な課題のみを解決していきます。

また、圧倒的な成果を出すためには、テクノロジーによる課題解決が必要不可欠だと考えています。開発だけに留まらず、営業やカスタマーサクセスチームの方も、お客様の課題を解決するために必要な、新しいテクノロジーをキャッチアップし続けます。

どういうチームづくりを心がけていますか

自分やチーム、お客様のポテンシャルを制限しない、成長への貪欲さを持つチーム作りを心がけています。

AI技術は世界的にみても未成熟で、数年単位でAI元年と呼ばれるほど進化が激しい領域です。そんな中、AIインフラを創るということは、まだ誰も整備していない道をフロントランナーとして走ることを意味しており、前人未到の挑戦に困難はつきものです。

そんなときに、私たちは直面した困難を乗り越えられる壁と捉えて、できない理由を考えるのではなく、できる理由を考え続けます。先が見えない中でも、自分たちで、お客様や私たち自身の可能性の限界を狭めず、成果に向けて行動し続けます。

御社で一番大切にしている価値観を教えてください

弊社では、パーパスを実現するために「成果」と「テクノロジー」にこだわり、「Customer Geek」、「Issue Driven」、「No Buts」の3つのバリューを大切にしています。

特にその中でも、「Customer Geek」は私たちの成果が何かを定義しています。お客様の成功が私たちの成功であると考えており、誰よりもお客様のことを理解し、お客様の信頼に足る存在であり続けるために行動します。そのため、営業やCSチームの方だけでなく、開発者も直接お客様とコミュニケーションを取り、課題や業務理解を深めながら、より便利で愛されるプロダクトの提供に向けて全員でお客様に向き合います。

10年後、関連市場はどうなっていると思いますか

日本国内では、昨年ようやくアノテーション市場が認知され始めてきた、というフェーズですが、市場調査ではCAGR38%で急成長すると予測されています。また、2021年までは、テキスト入力や音声書き起こしなど単純作業やルーティンワークの分野でAI技術が使われることが一般的でした。

しかし、ChatGPTに代表される近年の大規模言語モデルのAI技術の進化によって、ホワイトカラーが担う知的労働の相当な部分が自動化、リプレイスできる可能性があり、今後ますますAIが世の中に急速に浸透すると考えています。

10年後、御社はどうなっていると思いますか

AIはこれからの世の中を席巻する技術です。10年間であらゆる産業でAI技術が使われ、AIを中心としたユーザー体験を設計することが、企業が世界で勝ち残る上で必要不可欠になります。FastLabelは、AIインフラを創造することで、日本企業、および産業のDXを推進する存在に成長します。

Overview
事業概要

企業名FastLabel株式会社
代表者名上田 英介
設立年月2020年01月23日
URL https://fastlabel.ai/
事業概要AI開発に必要不可欠なデータ収集やアノテーション、運用後のチューニングまでを一気通貫で実行可能なAIデータプラットフォームを開発・提供しています。弊社の強みは、非エンジニアでも使い勝手の良いUI/UX、アノテーションの自動化技術、100万件を超える権利がクリアされたデータを保有していることです。