Message受賞企業メッセージ
当社は、現在地球レベルで問題になっている資源の枯渇や気候変動などの社会課題を解決するために、大量生産、大量消費、大量廃棄型のリニアエコノミーから循環型経済・サーキュラー・エコノミーへのシフトを推進します。
特に、地域内の廃棄物のリサイクルを中心に、地域資源の循環を促進することを目指します。しかしながら、現状は、いつ、だれが、どこで、どのようなゴミをどれだけ出し、いつ、だれが、どこで、どのような処理をしているのか? これら情報の把握すらまだ出来ていません。このためには、まず廃棄物の情報の収集とその可視化、そして収集した情報を活用したリサイクル技術の導入、リサイクル品の再市場投入のための体制の構築が必要です。これらの措置により、廃棄物処理業界のDX化、地場産業の創出や雇用の増加、リサイクル品の価値観の変化などが生み出されます。
サーキュラー・エコノミーの実現により、各地域が各地域毎にサステイナブルな循環型社会を形成し、地域社会の自立と安定が促進される世の中になることを目指しています。
代表取締役 宇佐見 良人
創業のきっかけを教えてください
日本は、資源が限られた国であり、今後資源の枯渇に直面することが予想されるため、過去に蓄えられた資源を効率的に利用することを最優先にする必要があると考えました。また、地方における廃棄物管理には、高齢化や人口減少によりこのままでは立ち行かなくなることを憂慮しました。
これらの課題を解決するためには、現在の廃棄物業界を変革することが不可欠であり、その変革には、業界のデジタルトランスフォーメーションと、この推進を担う人財の投入が必要です。そのため、私たちはこの課題に貢献することを目的として創業しました。
御社のチームの強みはどこですか
私たちのチームの強みは、循環型社会実現を通して社会貢献することに強いこだわりがあること、並びに業界知識/経験が豊富であるということです。また、私たちのチームは多様な背景を持つメンバーが一体となって働いており、多角的な視点から問題解決に取り組むことが出来ています。これにより高品質なサービスやソリューションを提供すると共に、常に変化し続けている環境に柔軟に対応し、新たなアイデアや技術を積極的に活用しています。
どういうチームづくりを心がけていますか
①会社目標の共有 会社が何をしようとしているのかを共有
②各チームの役割の明確化 目標達成するために、各チームの役割を明確化
③対応内容の可視化 各チームとメンバーがどれだけ会社目標に貢献したかの可視化
④公平な評価 貢献度に応じた公平な評価
⑤協働 各チーム(各メンバー)で達成度にばらつきが発生した際に、フォローし合える体制構築
御社で一番大切にしている価値観を教えてください
「ステークホルダーとともに目標を達成する」ことが最も大切な価値観です。当社は循環型社会の構築を目指し、社員、株主、顧客、パートナー、その他当社と接点のある企業などを全てステークホルダーと考え、win-winの関係を構築し、循環型社会への取組みをともに推進します。
10年後、関連市場はどうなっていると思いますか
サーキュラー・エコノミーへの移行が求められることが広く認識され、資源の浪費を最小限に抑え、再利用可能な資源を可能な限り活用する価値観が共有されることにより、あらゆる生産や消費のプロセスにおいて資源循環を推進する産業が形成されていると考えられます。また、各業界・分野において、環境に対する影響(負荷)を意識することが益々重要視されるようになり、これを裏付けるための情報産業もますます盛況になっていると思われます。
10年後、御社はどうなっていると思いますか
廃棄物管理クラウドサービスの業界トップシェアを獲得し、収集した廃棄物データを活用したサーキュラーエコノミー実現のための情報インフラ会社になっています。具体的には、当社が提唱する企業の環境貢献(負荷)指標である環境与信®情報が、企業間取引の際の重要判断材料として普及し、また廃棄物データと資源化ソリューションのマッチングサービスや、資源回収のための最適化ソリューションは、日本国内だけでなく広く全世界で活用されています。
Overview事業概要
企業名 | 株式会社CBA |
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代表者名 | 宇佐見 良人 |
設立年月 | 2020年1月22日 |
URL | https://www.cba-japan.co.jp/ |
事業概要 | サーキュラー・エコノミー実現のためのデジタルインフラの構築 資源循環を推進するための廃棄物統合管理クラウドサービス(CBA wellfest)の提供と、廃棄情報を起点とした環境貢献度の可視化、分析サービス、並びに廃棄物収集データを徹底活用した資源循環関連サービスの展開。 |