私たちのチームビルディング
発端はスーツ無縁の世界にあり
実動は社会システム工学にあり
チーム作りの基本は、まず人集めだと思います。さらに言うと、チームを作れる人を集めることだと思います。
一口に「イノベーション」と言っても、既存の枠組みを効率化するものと、無い枠組みを作るものがあると思います。そして一般論として、チームには何をするかを決める「頭」の人と、実行に移す「体」の人がいると思います。
その上で、無い枠組みを作るチームの「頭」の人には、「オトナな思考」を真正面から否定して、世の常識の破壊にむけて実際に行動している人が、自然と就く感じがします。こうした人を探すにあたっては、現実や体裁を無視した行動ができる、趣味・同人・創作などの世界での経験や成果物を見ています。
そして「頭」が目指す方向性を実行に移す「体」の作り方は、勘でも感性でも哲学でもなく、システム工学や、その下位概念の経営工学という、定量的で科学的な領域だと思います。
ただし当社では「体」の設計にあたって、自社の社内体制という範囲感ではなく、もう2つ上の階層、自社や関連団体や個人が、これから作る社会の枠組みの中に、どう組み込まれるかという観点で考えています。
CEO 羽生雄毅
インテグリカルチャー株式会社
細胞培養技術によって作られた食品などの細胞農業製品を、消費者の手の届く価格帯で提供することで、持続可能なタンパク源を提供することを目指す。外部から成長因子を添加せずに様々な細胞を大規模に培養可能な汎用大規模細胞培養システム「CulNet System」を独自に開発。従来の細胞培養方法に比べて、大幅にコストを低減することが可能に。2020年代を通じて、化粧品・健康食品・一般食品など、様々な細胞農業製品を順次市場投入する予定。
https://integriculture.jp/
メンバー
CEO/代表取締役
羽生雄毅
CTO/取締役
川島一公
ー 起業、入社のきっかけは?
羽生 「オトナの事情」への対応を余儀なくされ、同人サークルより営利団体の法人格が必要になったから
川島 変人が集まるイベントで代表の羽生と会い、培養肉の夢をかなえる技術的なアイデアがあると言ったこと
ー チームの一番の強みは?
羽生 新領域なこともあり、研究でも事業でも皆すんなり「常識」や「正解」を否定してゼロベースで考え直せること
川島 いろんな才能を持つ人々が集まり、それらが互いに協創しあえる関係が構築されていること
ー チームづくりにおけるターニングポイントは?
羽生 シード資金調達後の社員採用で失敗して社内が混乱し、カルチャーフィットの重要性を全員が痛感したこと
川島 それぞれの才能を見極め、その才能を尊重することができるチームビルディングこそが重要と悟った時
ー おすすめのコミュニケーションツールは?
羽生 対面
川島 Slack・FaceTime・whereby
ー チームの”少し変わった”ルールは?
羽生 時折、互いを奇声で呼ぶこと
川島 年齢などの伝統的な慣習を排しているところ