あらゆる業界で「顧客志向」の意識が高まっている。そのため「ビックデータの解析」や「特定の顧客層へアプローチするデータマネージメントプラットフォーム」など、「顧客を知るためのツールの利用」もどんどん広まってきている。
注目が集まっているツールのひとつが「セルフ型アンケート」だ。従来であればリサーチ会社に依頼していたアンケートを、企業や個人が簡単に実施できるツールである。安価に利用できることで、小さなプロジェクトにも「顧客の声」や「市場調査の結果」を反映できるようになった。
そこで、「コミュニケーション」をキーワードにセルフ型アンケートを展開するクリエイティブサーベイ株式会社代表取締役の田口亮氏に、同社が展開するアンケートツールや、その活用法について話を伺った。 [sponsored]
田口 亮 株式会社フォーデジットデザイン代表取締役、クリエイティブサーベイ株式会社代表取締役。慶應義塾大学卒。プロミュージシャンを経て、2002年フォーデジットグループに参画。義兄は某有名ギタリスト。
300の背景×200のフォントが楽しい体験をつくる
― まず、「CREATIVE SURVEY」がど のようなサービスなのか教えてください。
田口 企業や個人が「オンラインで簡単に美しいアンケートを実施できるサービス」です。
― スタートされたのはいつですか?
田口 2013年10月です。私たちは2014年7月にクリエイティブサーベイ株式会社として法人化していますが、当時はフォーデジットというウェブデザイン会社の事業部のひとつでした。フォーデジットはウェブデザインの他にも、メディアの運用や自社サービスを展開していたのですが、「CREATIVESURVEY」も元はその自社サービスでした。
―サービスを始めたきっかけは?
田口 きっかけは、フォーデジットの基本業務であるウェブデザインです。デザインと言っても、単にクリエイティブ面を担当するだけではなく「そのサイトを作る目的を達成するためのデザイン」が求められるようになってきて。
言い換えれば「デザインで問題を解決する」ことが必要になってきたんです。そこで、デザインを決める現場に「ユーザーの視点が欠落していること」が気になりました。
―ユーザーの視点?
田口 ウェブページを作るときって「まず、トップページのデザイン見せてよ」みたいな話になって、デザイナーが複数案あげることが多いと思います。担当者はA案のデザインがいいと思っているけど、デザイナーのオススメはB案。さらに、「A案とB案使って、C案作ってよ」って言う上司がいたりする。これって結局好みの問題でもあって、「なんかおかしいぞ」って違和感があったんです。
―確かにそこにユーザーはいませんね。
田口 そこで、ユーザーに意見を聞いてみようと思い、既存のアンケートツールを試してみたんですが、画像が表示されなかったりと上手くいくものがなかったんです。
―デザインの意見を伺うわけですから、画像が表示されないと意味がありませんよね。
田口 それで、自分達で開発しちゃおうと作ったのが「CREATIVESURVEY」の原型です。ですから、最初は社内で利用するためのツールだったのですが、ニーズがあると思い「簡単にアンケートができる仕組み」として調整してサービス化して公開したんです。
―「CREATIVESURVEY」の特徴を教えてください。
田口 デザインに強いこだわりがあって、アンケートに回答する画面を柔軟にカスタマイズできるようになっています。背景画像を300種類くらい用意していたり、フォントを200種類くらい使えるようにしています。もちろん、オリジナルの画像も使用できますし、テンプレートも多く用意しています。
―なぜ、デザイン面にこだわりが?
田口 私たちは「CREATIVESURVEY」を「コミュニケーションのためのツール」だと考えています。「企業と消費者」であったり、「サービスとユーザー」をつなぐためのツールです。だから、企業が一方的に調べあげるためのものだとは思っていなくて。アンケートに参加したユーザーにも、楽しさや、参加してよかったと感じて欲しい。そういうコミュニケーションを作るためのツールだからこそ、画面のデザインが重要なんです。
―どのくらいの価格で利用できますか?
田口 基本的な機能のほとんどが無料でご利用いただけるフリーミアムモデルです。
―他に特徴はありますか?
田口 パソコンの各種ブラウザをはじめ、スマートフォンやタブレッドからもアンケートの作成可能です。また、開発は全て自社のエンジニアが行なっているので、日本のユーザーにはとても使いやすいと思います。
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