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Health Tech

Message
それでも「生きる」を選べるために、 新しい医療ソリューションをつくる

Company
株式会社JiMED

Message

私たちは、医療がまだ十分に応えられていないアンメットニーズに、新しい選択肢を届けたいと考えています。意識ははっきりしているにもかかわらず、身体の制約により意思を伝えることや自身の身体を動かすことが困難となっている方々がいます。その状況は、単に身体的な制約があるという問題ではなく、大切な人との対話や社会との関わりが制限されてしまうという、人生そのものに関わることでもあります。

私たちは、脳活動とテクノロジーをつなぐことで、再び「伝える」「動ける」手段を広げたい、身体の状態に関わらず、自分の思いを表現できる社会を実現したいと考えています。私たちは技術の進歩そのものを実現するだけでなく、「それでも生きるために」その先にある人とのつながりを支える存在でありたいと願っています。

株式会社JiMED
代表取締役 中村 仁
株式会社JiMED
Interview

創業のきっかけを教えてください

大阪大学では長年研究されてきた脳信号の計測・解析技術により、臨床研究において患者さんの高精度の脳波信号の計測に成功していました。しかし、日本では植込み型医療機器の事業化事例がなく、既存企業との連携も容易ではなかったことから、研究成果を実際の医療機器として社会に届ける道筋は十分に整っていませんでした。

患者さんに技術を届けるためには、自らが事業主体となり、製品化から臨床開発までを一貫して推進する必要があると考え、JiMEDが設立されました。

御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか

当社は、脳組織への侵襲を抑えるシート型電極を採用し、脳外科医の臨床知見を基に設計された植込み機器を開発しています。安全性を重視しながら高品質な脳信号を取得できる点が強みです。また、要素技術にとどまらず、実際に植込み可能な製品として製造開発を完了している点は、世界的にも希少な進捗段階にあります。

御社のチームの強みを教えてください

私たちの強みは、製品を実際に患者へ届けるという強い意志と実行力です。医師、研究者、エンジニア、事業開発人材が一体となり、開発から実用化までを見据えて取り組んでいます。スタートアップとして決して十分なリソースがあるわけではありませんが、これまでも数々の課題を前向きに捉え、工夫と協力で乗り越えてきました。一人ひとりの事業への熱意と強い使命感こそが組織全体の原動力であり、挑戦を前進させる力になっています。

どういうチームづくりを心がけていますか

既存の知見や経験を尊重しながらも、それに縛られない柔軟な発想を生み出していきたいと考えています。専門性を持つメンバーが揃うことはもちろん、前例の少ない領域だからこそ、既存の成功体験だけに頼らず、それらが互いを尊重し、挑戦や創意工夫を歓迎する文化を育んでいます。

また同時に、挑戦には責任が伴うことも共有し、誠実さと透明性を重視しています。患者さんの未来を想像しながら、技術だけでなく姿勢においても信頼されるチームでありたいと考えています。

御社で大切にしている価値観を教えてください

常に患者視点に立つことを最も大切にしています。最先端技術であるがゆえに可能性は広がりますが、最終的に重要なのは、使う人が何を感じ、どんな価値を得られるかです。技術主導で可能性を広げるのではなく、安心感や信頼感はもちろん、患者さんの生活や感情に寄り添う視点を持ち続け、人の生活や尊厳を中心に据えた開発を行うことを徹底しています。

10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか。その中で御社の目指すところは?

10年後には、植込み型BCIが医療の一つの選択肢として広がり始めていると考えています。少なからず意思伝達支援の分野で実用例が積み重なり、臨床現場での活用が進んでいるでしょう。

同時に、世界では人間の機能拡張という新たな文脈でも技術開発が進み、コンピューティングの在り方が変わり始めている可能性もあります。その中で当社は、まず医療機器としての安心・安全な基盤を確立し、必要とする方に確実に届くソリューションを広げていきたいと考えています。

Overview
株式会社JiMED
企業名
株式会社JiMED
代表者名
代表取締役 中村 仁
設立年月
2020年3月26日
事業概要
JiMEDは、身体を動かすことや発話が困難な方に対し、脳活動を活用して意思を伝える手段、身体補助の手段を提供する植込み型BCI医療機器を開発する大阪大学発スタートアップです。医療の新たな選択肢を創り、人と社会を再びつなぐことを目指しています。
URL
https://www.jimed.jp/