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Health Tech

Message
無下剤バーチャル内視鏡検査で、世界から大腸癌死を根絶する

Company
Boston Medical Sciences株式会社

Message

私たちが変えたいのは、大腸がんによる死亡が本来は避けられるにもかかわらず、今なお多くの命が失われている現実です。大腸がんは、早期発見・早期介入が可能な疾患である一方、検査に伴う身体的・心理的負担が高く、世界中で検査が敬遠され、受検率は伸び悩んでいます。これは医学の限界ではなく、技術が社会に十分に届いていないという構造的な課題だと捉えています。

私たちは、AIを中心とした画像解析技術により、下剤を必要としないバーチャル内視鏡検査(大腸CT検査)を実現するプログラム医療機器を開発しています。診断精度の向上にとどまらず、「つらくない」「避ける理由がない」検査体験を設計することで、大腸がん検査・検診のあり方そのものを再定義しようとしています。

世界を変える鍵は、優れた技術を生み出すこと以上に、それを人々の行動変容につなげることにあります。私たちの挑戦は、大腸がん検査を特別な医療行為から、誰もが自然に受け入れる予防的な習慣へと進化させることです。

大腸がんで命を落とす人を限りなくゼロに近づける。その実現に向け、医療と社会をつなぐ新たな標準を世界に届けていきます。

Boston Medical Sciences株式会社
代表取締役 CEO 岡本 将輝
Boston Medical Sciences株式会社
Interview

創業のきっかけを教えてください

研究医として、データ解析を基盤とするドライラボで研究に携わる中で、大腸がん検査を巡る負担の大きさと構造的な課題を認識していました。創業前、下剤に依存しない全大腸検査の可能性を示唆する基礎論文に触れたことを契機に、製品コンセプトの着想を得ました。この発想は、机上で完結させるべきものではないと強く感じ、社会に届く形へと具体化すべく、研究を主導していたハーバードのチームを頼って渡米。教員・研究員を務めながら、製品構想を磨き上げて、起業に踏み切りました。

御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか

下剤を用いずに全大腸を精密に評価できる検査は、これまで実現されていませんでした。AIM4CRCは、仮想的に腸管内容物を除去する電子洗浄技術と、自動ポリープ検出など複数のAIモデルを統合することで、無下剤大腸CT検査を可能にしています。傑出した研究開発力に加えて、国内外の共同研究ネットワークに基づき、極めて希少な臨床データを大規模に独自保有し、日々拡張・高度化している点も、他社が容易に追随できない競争優位性の源泉となっています。

御社のチームの強みを教えてください

私たちの強みは、臨床・AI・画像解析・事業開発といった各領域で高度な専門性を持つメンバーが、明確な目的のもとに結集している点にあります。単なる分業にとどまらず、研究・開発・臨床・社会実装を横断して議論し、意思決定から実行までを一気通貫で進められるチーム構成が特長です。異なる専門性を統合し、複雑な医療課題を現実的なプロダクトへと落とし込む力が、迅速な事業推進を支えています。

どういうチームづくりを心がけていますか

私たちは、極めて難易度の高い挑戦に取り組んでいるからこそ、当たり前にして多くの失敗があります。うまくいかないことを責め合うのではなく、学びに変え、次の一歩につなげられること。その過程で、互いに笑顔を忘れず、再び前を向いて進める関係性が不可欠だと考えています。困難な局面でも建設的な対話を重ね、挑戦を継続できる仲間を集め、育てることを心がけています。

御社で大切にしている価値観を教えてください

私たちは、行動指針として Bravery / Mastery / Serenity の3つを掲げています。前例のない挑戦に対しても一歩を踏み出す勇気、卓越した知識と経験を積み重ね専門性を磨き続ける姿勢、そして困難な局面においても冷静さと平常心を保ち、最善の判断を積み重ねる在り方。これらを日々の行動に落とし込むことで、困難な課題に挑み続けています。

10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか。その中で御社の目指すところは?

今後10年にわたり、大腸がんの罹患数・死亡数は世界的に増加し、社会全体が負う疾病負荷はさらに拡大すると見込まれています。その中で求められるのは、治療に先立ち「防ぐ」ことを前提とし、かつ負担なく受け入れられる検診・予防の再設計です。私たちは、革新的な無下剤検査技術を段階的かつ確実に社会実装することで、大腸がんによる死亡を限りなくゼロに近づけていきます。予防医療の新たな標準を担う、グローバルなソリューションプロバイダーとしての地位確立を目指します。

Overview
Boston Medical Sciences株式会社
企業名
Boston Medical Sciences株式会社
代表者名
代表取締役 CEO 岡本 将輝
設立年月
2023年4月6日
事業概要
米ハーバード大学およびマサチューセッツ総合病院にて、教員・研究者を務める岡本将輝医師が設立。無下剤バーチャル内視鏡検査™を実現するAI医療機器「AIM4CRC」を研究開発している。現在、国内治験が完了しており、2026年は薬事承認申請へ。「誰一人、大腸がんで亡くならない世界」を目指す。
URL
https://b-ms.tech/