
Message
日本各地の地域が “少しでも多く”次世代に残る未来をつくる
Company
株式会社おてつたび
『おてつたび』を通じて、日本各地の「どこそこ?」と言われがちな地域にも当たり前のように人が訪れて、その地域を好きになって応援者になって帰る新しい旅・旅行のあり方を、私たちは日本の新しい「カルチャー(文化)」として定着させていきたいと考えています。実際に参加者の約8割が、訪れた地域が自分にとって「特別な地域」になったと回答するなど、地域と人の新しい繋がりが着実に生まれています。
「今度の休み、どこへ行く? 旅行にする? それともおてつたびにする?」といった会話が、日本中で当たり前に交わされるような世界を作りたいです。
さらに、人口減少が進む日本では、地域外の人材を「シェアする(分かち合う)」ことが重要になります。もはや地域内だけで人材を奪い合うことは現実的ではありません。だからこそ、ある時は「旅人」として楽しみ、ある時は「助っ人」として働き、戻った後は地域に再訪したり地域のものを買い続けて「パートナー」になる。一人ひとりが「一役ではなく、二役・三役」を担う未来を作っていきたいと考えています。
おてつたびを通じて多様な役割や関わりを見つけていただき、結果として参加者自身も地域も元気になる。そんな循環を生み出し、「日本各地の地域が”少しでも多く”次世代に残る未来」を作っていきます。
創業のきっかけを教えてください
「将来もしかしたら出身地である三重県尾鷲市が無くなってしまうかもしれない……でも、本当にそれが未来の日本にとってベストなのか?」と自問自答したことがきっかけでした。家を解約、半年間夜行バスで全国を巡りました。その中で、旅行者の「金銭的」と「心理的」の2つのハードルに着目。地域の人手不足を解消する「お手伝い」を目的とすれば、報酬(アルバイト代)をもらって旅費を安く抑えられ、地域の方と深く関わることで楽しみ方も分かる。誰もが気軽に地域へ飛び込める仕組みを作りたくてスタートしました。
御社のサービスや技術の独自性や優位性はどこですか
「旅」をきっかけに、人手不足の地域に全国から人を呼び込めることです。募集を出すと平均17時間程度で1人目の申込が入り、平均倍率も2.7倍を超えるなど、意欲的な方が集まってくれます。また、単なる人手不足の解消だけではなく、地域のファン(関係人口)を作ることをセットで実現しています。参加者の8割が「おてつたびがなければその地域へ行かなかった」、参加者の約86%が「再訪したい」と回答しています。二拠点居住者や移住者も生まれるなど、新しい人の流れと、おてつたびが終わった後も「顔の見える関係人口」を創出しています。
御社のチームの強みを教えてください
ビジョンへの共感と当事者意識です。地方出身のメンバーが多く、それぞれの「故郷への想い」といった原体験がエンジンになっているのが強いなと思っています。だからこそ、エンジニアも含めた全員が現場の「一次情報」にこだわり、毎週参加者のアンケート回答を確認して即座にプロダクトへ落とし込む文化があります。テクノロジーはあくまでやりたいことを実現するための「手段」として使い、地域の困り事に泥臭く向き合えるメンバーの熱量が強みです。

どういうチームづくりを心がけていますか
「なぜこれをするのか」という背景まで丁寧に伝えることを大切にしています。おてつたびは正解がないものを作っているフェーズなので、情報の透明性を高め、良いことも悪いことも隠さずフラットに共有できる環境を心がけています。その上で、全メンバーが圧倒的な当事者意識を持って、自分で考えて動ける自律的な組織でありたい。性善説をベースに、お互いを信頼して背中を預け合いながら、一人ひとりの個性が活きる強いチームをみんなでつくっていきたいです。
御社で大切にしている価値観を教えてください
「現場にしか答えはない」と思っています。どれだけ世の中が便利になっても、自分たちが地域へ足を運んで、実際に見て聞いたことを一番に信じて動く。そこは泥臭くありたいです。また、「三方よし(Win-Win-Win)」であることを常に目指しています。誰かが無理をしてしまう仕組みは長続きしないので、地域(事業者)、参加者、自治体のすべてにとって良い状態は何なのかと向き合い続けることを大事にしています。
10年後、関連マーケットはどうなっていると思いますか。その中で御社の目指すところは?
2040年には1,100万人の労働力が不足すると言われる人口減少が進む日本において、地域内だけで人を確保することは困難になり、地域外の人材をシェアすることが「当たり前の選択肢」になっているはずです。一人や一社(点)ではできることに限界があるからこそ、企業や自治体の皆様と協業することで、地域や社会を全体(面)で支え合うエコシステムを構築したい。日本各地の地域が少しでも多く次世代に残る未来を、共に実現していきたいです。
- 企業名
- 株式会社おてつたび
- 代表者名
- 代表取締役CEO 永岡 里菜
- 設立年月
- 2018年7月18日
- 事業概要
- おてつたびは、人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をつなぐ人材マッチングサービスです。「旅」をフックに、日本各地どんなエリアでも地域外から助っ人を呼ぶことができます。「お手伝い(短期アルバイト)」という役割を持って地域に入り込むことで、ファン(関係人口)になっていただく循環を生み出しています。
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