KaizenPlatformの瀧野氏、SATORIの太田氏に話を伺った。2013年の設立以来、日本航空、ヤフー、楽天などの大手企業を始めとする3000社以上に導入され、急成長を続けている企業がある。「A/Bテスト」によって企業のマーケティング施策効果を改善するKaizenPlatform(カイゼン・プラットフォーム)だ。この度KaizenPlatformが新たにSATORI(サトリ)と連携を始めるという。2社の連携で何が生まれるのだろうか。 [sponsored]
瀧野 論吾 Kaizen Platform,Inc.SVP of Production。ベンチャーでの勤務を経て、GREE株式会社に入社。幅広野でプロダクトマネジメントを担当。 」GREE米国法人の設立に参画。2014年より、現職。
太田 祐一 SATORI株式会社取締役。プロダクト事業部長。2007年、証券会社に入社。その後独立し一貫してDMPの開発に携わる。 2015年9月、SATORI株式会社を設立。
別の道を歩んだ2人の思わぬ共通点
―まず、お二人の足跡を教えてください。
瀧野 10代の頃ひとりでウェブ制作を行っていたのが私のキャリアのスタートです。その後、ベンチャーでソーシャルサービスの構築や企画を担当していたのですが、縁があってGREEに入社しました。GREEではソーシャルゲームの企画・開発、ゲーミングプラットフォームやアドプロダクト領域の企画統括、アメリカ法人GREEInternationalの立ち上げも行いました。その折りにKaizenPlatformの創業者でCEOである須藤と知り合い、意気投合しまして、2014年にプロダクト開発の責任者としてKaizenPlatformに入社しました。
太田 私はデータ分析からキャリアを始めたのですが、その後メディアの分析サービスに関わったりして、その流れで広告の業界に足を踏み込んだんです。広告の業界で「データがどのように使われているのか」に関心が集まり始めた時期でもあり、「日本で初めてのDMP(データマネジメントプラットフォーム)」の開発を担当しました。そして、この9月に新しくSATORIという会社を設立しまして、取締役 であると同時に、私もプロダクトの責任者を務めています。
―ご面識はあるのでしょうか?
瀧野 とある飲み会で最近知り合いました。
太田お話していると、お互いに「CPO(チーフプロダクトオフィサー)」という役職だとわかって、「CPOって日本だと珍しいですよね」って盛り上がりましたね(笑)。
瀧野 名刺を渡しても「CPOってなんですか?」って聞かれることも多いんです(笑)。

男性役員では売れないマンション
― Kaizen Platformさんで提供されているサービスをご紹介ください。
瀧野 私たちは「お客様のマーケティングROIを最大化する」ことをミッションにした会社です。「マーケティングROI」というのは、マーケティング施策の投資対効果のことなのですが、そのミッションを実現するためのサービスとして「KaizenPlatform」を提供しています。
―「KaizenPlatform」の特徴は?
瀧野 マーケティングのUX(ユーザーエクスペリエンス)に対して「A/Bテストを通した効果最適化」を実施し「効果の改善がどのように進んだのか」がレポートされるソリューションです。どういった案がよいのかを探る「A/Bテスト」に留まらず、効果の最大化を同時に進められるのが弊社のプロダクトの特徴です。
―改善案はどのように作れますか?
瀧野 「ツール上で改善案を制作できるエディター」を提供していて、お客様の社内で善案が作れます。でも、「社内のデザイナーが忙しく、効果改善に充てられない企業」も多いと思います。そういった場合でも、「KaizenPlatform」が抱えている「2500人を超えるクリエイターネットワーク」からクラウドソーシングしていただけます。
―2500人以上のクリエイターから提案が受けられるということですか?
瀧野 「コンシューマーとしての目線」や「外部のマーケターとしての目線」を持ったクリエイターが、「仮説の精査」と「課題解決のための施策提案」を行います。この「クリエイターによるクリエイティブ提案」と「効果最適化を手軽に行えるソリューション」を掛け合わせることで、お客様のマーケティングROIの最大化をお手伝いしているんです。最近では、ウェブサイトの外部、広告のクリエイティブなどでもご活用いただけるように進めています。
―実際の事例をご紹介いただけますか?
瀧野 ある不動産業のお客様で「顧客のほとんどが独身女性」という企業があります。でもその企業は「役員が全員男性」なので「なんで女性にヒットしているのかがわからない」んです。そういった役員の方々が一生懸命仮設 を立てて、施策を打つのは非常に難易度が 高いですよね。そうした場合には、やはり女性 のクリエイターに提案してもらうと成果が高いんです。実際に、数値として結果が出ています。
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